同棲を始めるために避けては通れないのがお金の問題です。
賃貸、引越し、家具家電、日用品・雑費などで同棲を始めるまでに100万円ほどかかるなんて話も。
全部をまとめると一体いくらになるの…
いまの貯金で間に合う?
私も同棲への期待感もかき消す不安を覚えたほどでした。
今回は、私たちが同棲を始めるときにかかった初期費用を詳しく解説していきます。
- 同棲に必要な初期費用の金額&内訳
- 初期費用の分担方法
- 初期費用を抑えるコツ
- 同棲スタートまでのスケジュール
これから同棲を考えている方は、本記事を参考に大まかな金額だけでも想定してみると、心に余裕ができますよ♪
実際いくらかかった?同棲に必要な3つの初期費用
初期費用を大きく分類すると、「賃貸契約」と「家具家電」、「引越し費用」とで分けられます。
もちろんそれ以外にも出費はありますが、まとまったお金が必要なのは、賃貸契約&家具家電&引越し費用です。
それぞれを詳しく解説していきますね。
賃貸契約✽相場は家賃×5ヶ月!家賃によって金額は人それぞれ
賃貸契約のために必要な初期費用はだいたい家賃の5ヶ月分といわれています。
私たちの場合、家賃は7.7万円で、実際に賃貸契約時にかかった金額は27万円ほど。
項目 | 金額(円) |
敷金 | 0 |
礼金 | 0 |
仲介手数料 | 8.5万 |
前家賃 | 8万 (1ヶ月+日割り) |
共益費 | 2千 (月2千円×1ヶ月) |
家賃保証料 | 3万 |
火災保険 | 1.5万 |
その他サービス (クリーニング,消化剤, 入居サポート等) | 5.9 |
合計 | 27.1 |
家賃が7.7万円なので約4ヶ月分の初期費用がかかったよ!
相場より安かった理由は敷金礼金がない物件だったことだと考えられます。
それでも、いま振り返るともっと安く済ませられたと思わずにはいられません。
賃貸契約における初期費用を抑えるコツはまたのちほど。
家具家電✽現在の住まい状況によって金額はそれぞれ
お互いが実家暮らしのカップルは、家具家電を1から揃えなくてはならないため、高額が予想されます。
ひとり暮らしの経験があるカップルは家具家電を持ち合えばいいので、その分安く済むケースも。
生活に必要な家具家電には、次のものがあります。
※人によってはここに挙げた以外に必要なものや、逆に必要ないものもあると思いますが、ご了承ください。
私がひとり暮らししていた時の家具家電を新居でも使い回してます!
それを踏まえて家具家電における予算を20万〜25万円で設定していました。
新しく購入した家具家電については以下のとおりです。
家具 | 金額(円) |
ベッド (フレーム&マットレス) | 6.1万 |
寝具 | 1.2万 |
ローテーブル | 1.5万 |
ダイニングセット | 3万 |
レンジ台 | 1.5万 |
キッチンチェスト | 1.5万 |
テレビ台 | 0.1万 |
カーテン&ラグ | 2.3万 |
ハンガーラック | 0.4万 |
合計 | 17.6万 |
家電 | 金額(円) |
洗濯機 | 2万 |
2口コンロ | 1.6万 |
照明 | 0.3万 |
合計 | 3.9万 |
家具17.6万円、家電3.9万円で合わせて21.5万円ほどでした。
家具家電で元々彼女が持っていたもの以外で、必要最低限で購入しましたがやはりそれなりにしますね。
大型家具・家電のベッド、冷蔵庫、洗濯機などを新しく購入する場合は致し方ない部分はあります。
ちなみにニトリ・IKEA・無印良品・Amazonなどを利用して購入しました♪
引越し費用✽業者を利用するかどうかで金額が変わる
さいごは実際に引越しの時にかかる費用です。
引越し業者に依頼する場合は移動距離や荷物の種類・数によって金額は異なります。
私たちも何社か見積もりを依頼したところ、12万〜15万円しました。
正直、賃貸契約と家具家電の購入以外に大きな出費はしたくなかったので、10万円以内が理想でした。
しかし、田舎から都内への引越しは移動距離がありすぎて(新幹線2時間以上、高速道路6時間以上)10万円を切ることは難しい話でした。
そのため私たちは、ゆうパックの利用と自分たちで荷物の移動をしました。
お皿や服、小物などはダンボールでゆうパック。
家具家電は自家用車で新居まで運びました。
新しく購入した家具家電は日付・時間指定なしで新居まで配送してもらいました。
私たちの地元から東京までの料金は以下の通りでした。
サイズ | 料金(円) | 個数 | 金額(円) |
60 | 870 | – | – |
80 | 1,100 | 1 | 1,100 |
100 | 1,330 | 3 | 3,990 |
120 | 1,590 | 3 | 4,770 |
140 | 1,830 | – | – |
160 | 2,060 | – | – |
170 | 2,410 | – | – |
– | – | 計7 | 計9,860 |
ダンボールの荷物は1万円ほどで送ることができました。
家具家電を運ぶ際には高速道路を利用し、往復で2万6,000円ほどかかりました。
ガソリン代も含めると自分たちで運ぶのにかかったのはだいたい3万3,000円。
引越しに関して私たちがかかった費用は、
(ゆうパック約1万円)+(自分たちで移動約3.3万円)=合計4.3万円
業者を利用する場合の約3分の1で引越しが完了したので、私たちの場合は自力で引越しをしたことに後悔はありません。
しかし、荷物が大量であったり、長時間の移動が大変であったりする場合には無理せず業者を頼ることも大切です。
自分で運ぶということは
家電などが壊れてしまう
可能性もあるということ!
パートナー&お財布とよく相談して決めてくださいね。
同棲の初期費用にかかった総額は?
さて、ここまで賃貸契約・家具家電・引越し費用にわけて詳しく、実際にかかった金額を解説してきました。
同棲の初期費用には100万円が必要?とも言われているほどですが、私たちの総額はいくらだったか計算してみましょう。
賃貸契約 | 27.1万円 |
家具家電 | 21.5万円 |
引越し費用 | 4.3万円 |
合計 | 52.9万円 |
こんな感じで私たちは同棲を始めるまでに52.9万円がかかりました。
今回紹介したものはまとまった金額が必要になる項目での総額です。
しかし、実際はこれ以外にも掃除用具や洗剤類などの日用品や収納小物なども必要になりますよね。
私たちは必要な時に都度購入しており、日用品などの金額を割り出すのが難しかったため今回は紹介していません。
そのため、自分で見積もりをしてみてその金額にプラス1〜3万円で考えておくと実際の金額により近づくと思います。
初期費用にどれくらいかかるのか計算してみると、かなり現実的に同棲を検討できるのでやってみてくださいね。
2人で初期費用の分担方法。事前にキチンと話し合いで決めよう
同棲にかかる初期費用の分担方法は、事前によく話し合っておかないと同棲中のトラブルに発展しかねません。
いくら付き合っていて
将来を見据えているとしても
他人は他人。
2人で納得いくまで話し合うことが大切ですね。
私たちの場合、ひとり暮らしの経験があった彼女の方が物件探しや仲介業者さんとのやり取りをしていました。
その流れで初期費用の負担は彼女が、代わりに家具家電は彼氏持ち。
引越し費用については折半です。
2人で折半が理想のかたち。
お互いの収入に応じて負担額が違うとしてもどちらか片方が全額負担はトラブルの元に…
社会人と学生のカップルなど、収入に大きな差がある場合などは、特に慎重に話し合いましょう。
私たちのように項目で分担したり、あらかじめ共同口座で貯金しておくなど自分たちに合った分担方法を模索してみてください。
できるだけ安く…!二人暮らしの初期費用を抑える5つのコツ
初期費用をできるだけ抑えるために意識したことを5つご紹介します。
- 敷金礼金ゼロの物件を選ぶ
- 仲介手数料なしの不動産会社を選ぶ
- 今使っているものを引き継ぐ
- 自分たちで引越しする
- 荷物は極力減らす
敷金礼金なしの物件を選ぶ
賃貸契約にかかる初期費用に関わるところで金額に大きく差が生まれるのが「敷金礼金」です。
敷金とは?
賃料の不払いや、原状回復費用の未払い等に備えて、貸主が担保として無利息にて預かる費用のこと。必要がなければ退去時に返還される。家賃1ヶ月分
礼金とは?
入居に際して貸主に支払う謝礼的な費用。「部屋を貸してくれてありがとう」のお金。家賃1ヶ月分
敷金礼金がないと、それだけで一般的な賃貸契約にかかる費用より家賃2ヶ月分安くできる計算です。
最近は敷金礼金なしの物件も増えてきました。
しかし、敷金礼金なしの物件は人気なところが多いので時期によっては探すのに時間がかかったり、希望の物件が見つからなかったりすることもあります。
また、長い目で見れば敷金だけは初期費用で払っておくのも一つの手です。
敷金がない分、家賃が相場より高く設定されていたり、退去時に修繕費を多く請求されたりする場合があります。
月々の高い家賃よりも最初に1ヶ月分多く払っておく方が長く住むにはお得です。
どうしても初期費用だけ抑えたいという方は敷金礼金どちらもなしの物件を探すことをおすすめします。
仲介手数料を1ヶ月分請求されたらちょっと待った!
ここが私たちが賃貸契約で一つだけ後悔しているところです。
今からお伝えする知識を知ったのは契約したあとだったため、私たちはどうしようも出来なかったのですが、本記事を読むみなさんにはぜひ知っておいて欲しい知識です。
※少し難しい話になりますが、皆さんが損しないために重要な内容です。
不動産会社が受け取ることができる「仲介手数料の上限」は『宅地建物取引業法』で定められています。
仲介手数料は最大でも「家賃1ヶ月分+消費税」まで
私たちが請求されたのは確かに家賃1ヶ月分と消費税を含んだ金額でした。
「え、どこもおかしい所はないじゃん?」と思われたと思いますが、考えてみてください。
不動産会社の顧客、いわゆるお客様ってどんな人なのでしょうか。
当然ですが、私たちのような物件を借りたい借主ですね。
そして、もう一方が物件を貸したい貸主、つまりは大家さんです。
仲介業者さんは借主と貸主を繋ぐ役割をしているということ。
つまり、不動産会社は仲介手数料を私たち借主だけではなく、貸主である物件の大家さんからももらっているのです。(これが私たち借主には盲点)
支払う側が借主だろうと貸主だろうと仲介手数料に変わりないので、家賃の1ヶ月分しかもらえません。
物件を探している人が物件に関わる法律を知っている方が珍しいので、知らないのを逆手にとって必要以上に巻き上げようとしてきます。
だから契約内容の内訳で1ヶ月分の仲介手数料が記載されている場合には、「仲介手数料はこの物件の大家さんからは頂いていないんですか?」と聞いてみましょう。
もらっているという返事の場合は「仲介手数料は1ヶ月分以上受け取ると宅建法※で違反ですよね」と言っちゃってください。
※「宅建法」…宅地建物取引業法の略
仲介手数料なしとまではいかなくても半額くらいまで減らしてくれる可能性があります。
こういう知識を少しだけ
持っておくと、
余計な出費を抑えられますね!
今使っているものを引き継ぐ
家具家電は新しく購入するものが少ない方が初期費用は安く済みます。
私たちは、彼女が一人暮らしの時に使用していた冷蔵庫、電子レンジ、テレビを新居でも使っています。
家具家電以外にも食器類や調理器具、衣類はあるものを引き続き使用しています。
それ以外のもので
➤1人用から2人用にするもの(ベッドやソファ)
➤古すぎて買い替えが必要なもの
➤物件ごとにサイズが異なるもの(カーテンなど)
を最低限で揃えるようにしましょう。
自分たちで引越しをする
私たちは引越し業者を利用せず、自分たちで荷物を運んだため、約8〜10万円の節約ができました。
3つの項目「賃貸契約」「家具家電」「引越し費用」の中では、いちばん節約できたと言えますね。
私たちは自家用車があったので移動にかかったのは高速道路の利用代とガソリン代。
車を持っていない方でもレンタカーを借りる方が業者に依頼するよりは抑えられるはずです。
私たちはダンボールに入る荷物はゆうパックを利用しましたが、新居までの距離がみじかい方は2〜3往復で全部自分たちでの引越しができます。
費用を比較するためにも、利用する・しないに関わらず、引越し業者の見積もりはしてもらいましょう。
荷物は極力減らす
自分たちで引越しするにも引越し業者を利用するにも、荷物は極力減らすのが鉄則です。
これを機に使っていないものは処分したりフリマアプリで売り出したりしましょう。
また、大きい家電は運ぶのが大変です。
家族や友人などに手伝ってもらえないかな聞いてみるのもいいですね。
おまけ✽貯金するなら「同棲を始めてから」がオトク
2人がひとり暮らしをするよりも、二人暮らしの方が節約できるものが多いです。
たとえば、シャワーやトイレなど共用できる部分が増えることで家賃が割安になります。
他にも光熱費やインターネットなどの基本利用料を一本化でき、無駄な支出を減らすことができます。
さらに同棲を始めることで自炊が増えて食費を節約することができるため、生活費を安く抑えることができるでしょう。
このように、二人暮らしのほうが月々の生活費はトータルで安くなるので、『貯金をしてから二人暮らしをはじめる』よりも 『同棲をはじめて生活費に余裕を持たせてから貯金をする』方がお得です。
同棲をして、旅行資金や結婚資金など明確な目的を決めてから、貯金をはじめると成功することが多いです。
同棲スタートまでのスケジュールを把握しよう
同棲を無事に始めるためにはスケジュールを把握しておくと、スムーズに進められます。
やるべき事と日付がわかれば、心にも余裕が生まれます。
同棲開始までは大まかに以下のスケジュールで進めていきます。
- 1.5〜2か月前部屋探し・内見・契約
住みたいエリア・希望の家賃・間取りなどから物件をしぼる
- 1か月〜3週間前各種の手続き
退去の連絡・ライフライン解約(住所変更)・新居のライフライン手続き・転居届
- 3週間〜1週間前引越し準備
荷造り・不用品の処分・家具家電の購入・引越し業者の手配
- 引越し当日引越し作業
積み込み・積み下ろし・移動・荷解き
- 1週間後各種手続き
転入届・住所変更
退去待ちなどがなく、希望の物件にすんなり入れる場合は約2ヶ月で同棲は開始できます。
物件の空き状況や不動産会社の混み具合などによって異なるため、仲介の担当者などに詳しく聞いてみましょう。
まとめ✽約50万円で同棲はできる!
今回は同棲カップルの初期費用について詳しく解説いたしました。
想像よりも初期費用が高くて
ビックリ…
という方も少なくなかったかもしれませんね。
初期費用にはこの3つが大きくかかります。
▶︎賃貸契約
▶︎家具家電
▶︎引越し費用
3項目を合わせて、実際に私たちが二人暮らし開始までにかかった初期費用は52.9万円。
賃貸契約
家賃7.7万円の場合の相場30.8〜46.2万円のところ27.1万円(-3.7〜19.1万円)
家具家電
新品で購入する場合の相場20~30万円のところ、21.5万円(およそ相場通り)
引越し費用
引越し業者での見積もりが12〜15万円のところ4.3万円(-7.7〜10.7万円)
できるだけ家賃を抑えるためには、次のようなことを意識してみましょう。
- 敷金礼金なしの物件を探す
- 仲介手数料なし、もしくは家賃の半額の不動産会社を利用する
- できるだけ今使っている家具家電を使い回す
- 自分たちで引越しをする
- 荷物は極力減らす
初期費用をできるだけ抑えるには、自分たちで引越しをすることがいちばん効果的と感じました。
賃貸契約も交渉次第では見積もりよりもさらに安くできる可能性もあります。
内訳の中で必要ない項目は強気に不動産会社の担当者へ相談してみましょう。
今回はこれで以上となります。
同棲前のお悩みが
少しでも緩和できたら
嬉しいです♪
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
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